令和8年度第1回 文京支部研修の報告

令和8年7月29日(水)に、シビックセンター区民会議室4階ホールにて、松井剛弁護士(東京弁護士会所属)を講師にお招きし、「労働紛争事例と解決策・留意点など〜未払い残業代を中心に〜」と題して、令和8年度第1回支部研修会を開催しました。

実務に直結するテーマということもあり、他支部の会員も含め、50名を超える多くの受講者が集まり、その関心の高さがうかがえました。

研修では、松井講師が労働者側弁護士として実際に扱った2つのケースを題材に、1つ目のケースでは、仮眠時間の労働時間性や変形労働時間制の有効性、固定残業代の有効性について、使用者側が留意すべき労務管理上のポイント(教訓や対策)を、また、2つ目のケースでは、ハラスメントを理由とした懲戒処分の有効性や、事業場外みなし労働時間制の判断基準、長時間労働の放置による安全配慮義務違反(慰謝料請求リスク)についてもポイント解説されました。

単なる知識の習得にとどまらず、紛争が生じた際の相手方の見方や、使用者側が取るべき具体的な予防策を深く考えさせる有意義な機会となりました。私たち社労士にとっても、就業規則の設計や顧問先への指導において必ず活かすべきものばかりでした。

質疑応答においても受講生から多くの質問があがって時間切れとなる一幕もあり、90分の研修はあっという間に時間が過ぎ去り、盛況のうちに終了いたしました。

(文責 西尾厚)

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